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学会論文
第24回日本眼科手術学会総会 講演抄録集 会期2001年1月26日(金)〜1月28日(日)

LASIK後にKeratectasiaを発症した3症例

福本光樹、荒井宏幸、加藤直子、戸田郁子、堀好子(南青山アイクリニック)
坪田一男(東京歯科大眼科)

目的:LASIK(Laser in situ keratomileusis)施行後にKeratectasiaを認めた3症例を経験したので報告する。

方法:南青山アイクリニックにおいて平成9年10月から平成12年9月までにLASIK施行した症例4,357眼中に発症した3例3眼のkeratectasiaについてその要因をretrospectiveに検討した。

結果:2眼(症例1,2)は術前に円錐角膜が疑われた症例で、角膜移植の可能性を同意の上、手術を施行した。術後1年以上経過してから近視と乱視の進行と、角膜形状解析で角膜中央部の前方偏位が認められた。症例1はLASIK施行後2年で全層角膜移植を施行し、裸眼視力1.0と経過良好である。症例3は術前角膜厚493μmに対して−16.0D(切除深度193μm)の矯正と、その後20μmのenhancementを行っており初回手術の1年半後から症例1,2と同様の変化が認められた。

結論:LASIK後にkeratectasiaを発症したのは、いずれも円錐角膜症例あるいは角膜厚に対して過度の切除を行った症例であった。LASIK施行にあたっては、円錐角膜症例は疑診例も含め禁忌とする必要がある。また、術前の角膜厚を測定し、深すぎる切除は避けるべきと考えられる。

 
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