パーク近視手術とは

1983年より近視手術専門医院・切らないレーシック
(旧 参宮橋アイクリニック)

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パーク近視手術とは

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現在、近視レーザー手術には、様々な術式や機械があります。手術を検討する際に、自分には、どの施術方法が合っているのか判断ができないと感じる方は少なくないでしょう。ここでは、そのギモンを解消し、なぜパーク近視手術をおすすめするのかを解説します。

パーク近視手術には、以下の特徴があります。

パーク近視手術のメリット

【1】日帰りで手術ができ、レーザー光線をみつめるだけ数分で手術が終わる
【2】患者さんの30年後の生活を見据え、老眼を早めない多焦点矯正面を作る
【3】怖がりの患者さんにも勧めたい、メスやカンナを使わない施術方法
【4】角膜を切らないパーク近視手術だから、細菌感染や後遺症のリスクが最も少ない
【5】薄い角膜でも手術が受けられる
【6】強い近視でも手術が受けられる
【7】角膜を切らないので、さらに視力を改善させたい場合に再手術が可能

パーク近視手術の課題

【1】保護コンタクトレンズが取れると、術後の2,3日は異物感や痛みがある
【2】フタを作るレーシックと比較し、視力が安定するまでに時間がかかる
   (年齢により個人差はありますが、3日~1週間前後)

近視レーザー手術とは、どんな手術か?

レーシックや通常のPRKは、角膜内膜の「実質」だけに、レーザーを当てます。外膜に当たる上皮、ボーマン膜は再生し、術後近視化の原因になりえるからです。レーシックでは、照射前に外膜を切開して作ったドアー状のフタを開いて、「実質」だけにレーザーを照射した後に、フタを閉じます。通常のPRKは「実質」だけを照射する目的で、外膜をブラッシして取除します。

パーク近視手術は、外膜からレーザーを実質に照射するので、角膜に触れることなく、患者様はレーザー光源にあたる緑色の光を見つめるだけで済みます。目の動きは、固定リングにより制御されます。

①レーザーを照射する前の処置の違い

太いビーム

その方法は、
【1】レーザーで蒸散させる【2】メスで上皮をこすり落とす【3】カンナでフタを作る、3通りがあります。

レーザーを照射する前の処置の違い

【1】レーザーだけで蒸散させる:パーク近視手術(TRANS EPITHELIAL PRKまたは、経上皮蒸散PRK。上皮と実質をワンステップで蒸散させる)と、 ノンタッチPRK(カナダの故ジョンソン博士が提唱した。上皮と実質をツーステップで蒸散させる)方法があります。

【2】メスで上皮をこすり落とす:通常のPRK
【3】カンナでフタを作る:レーシック
レーザーカンナでフタを作る:イントラレーシック

②使用するレーザービームの太さの違い

【1】太いビーム【2】細いビームがあります。
太いビーム(3Dエキシマレーザー):パーク近視手術
細いビーム(走査エキシマレーザー):レーシック、PRK、レーゼック、イントラレーシック、エピレーシック

メスやカンナを使用せず角膜を切らず、太いレーザーで蒸散させるのが、パーク近視手術です。パーク近視手術の原理は、以下の通りです。

メリット1:老眼が早く来ない、多焦点矯正面が創出される

パーク近視手術の最大のメリットは、老眼が早く来ない多焦点矯正面が得られることです。

エネルギー分布
▲太い立体エキシマレーザービームを用いたパーク近視手術は、エネルギー分布がスムーズです

蒸発面
▲結果、角膜の蒸発面は平滑、かつ多焦点で老眼が早まることはありません

 

エネルギー分布
▲コンタクトレンズを装着した 単焦点矯正面

蒸発面
▲パーク近視手術の多焦点矯正面

右のパーク近視手術の「多焦点矯正面」は、調節負荷が少なく、眼精疲労が起きにくいのです。中央の黒点は、瞳孔の中心を示し、青色の部分は、屈折力が弱く、遠くの見やすさを、周辺の薄緑色の部分は屈折力がやや強く、手元の字の見やすさを確保します。

左は、コンタクトレンズを装着した「単焦点矯正面」の角膜解析図です。角膜はコンタクトに覆われて平坦になり、全体が青一色になっています。40歳を境に、遠見に合わせたコンタクトレンズをしていると、目が疲れる、肩が凝る、頭が重いなどの症状を訴える人がいますが、調節力の衰えによるものと考えられます。

太いビームと、細いビームの違い

ビームの動画

パーク近視手術は、十分なエネルギー供給による、太いビームを使用するので、角膜にフタを作る必要がありません。直接の一括照射で、立体的に「多焦点矯正面」に加工します。「多焦点矯正面」は、少ない調節負荷で遠近の焦点を合わせます。読書をするような30cmの近距離も、車を運転する時のような遠い距離にも、対応しやすいのです。

しかし、少ないエネルギー供給による、細いビームを使用するレーシックは、エネルギー不足を補うために、レーザーを当てる前に、角膜にドア状のフタを作る必要があります。フタは、照射対象である角膜実質を薄くし、切削を受けた矯正面が扁平状にならざるを得ません。つまり、矯正面が単焦点に作られます。この「単焦点矯正面」は、調節緊張の原因になり、遠くを見るためのメガネやコンタクト同様に、急に近くを見た時に、頭がクラクラする、頭痛がするなどの原因になり得ます。

●太いビームを発生する、レーザー発生器『プロファイル・シリーズ』

プロファイル500
▲プロファイル・シリーズ

太いビームを発生させるために、近視手術の父、フィヨドロフ博士が開発した、プロファイル・シリーズという機器を使用します。フィヨドロフ博士の患者であり、弟子である私、奥山公道がロシアに留学していた際に、フィヨドロフ博士の技術を引き継ぎました。

さらに詳しく ⇒プロファイル・シリーズ

当院における、普通のPRKの場合、太いエキシマレーザービーム照射による、米国 ビシックス社製20/20という機種を使用します。

※普通のPRKでも、ビームの違いはありますが、外膜から直接実質にかけてレーザー照射することが可能であることを申し添えておきます。

関連のニュース

「週刊文春」(2009年8月6日号)に、“院内感染だけではなかった「レーシック手術が危ない」”という表題で、調節緊張による患者9人の訴えが掲載されました。40歳前後の患者さんにレーシック手術を行えば、調節緊張が強調され、様々な不定愁訴(「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」、「目が乾く」などの、何となく体調が悪いという自覚症状)が発生する場合があります。

単焦点で、過矯正気味の矯正を受けた場合は、読書やパソコンなどの近距離でものを見る場合に、常に調節を強いられるために、患者さんは眼性疲労や、眼を凝らすため、瞬きが減ってドライアイになるなど、新たな問題を実感することがあります。

危惧されていた事が、「レーシック被害80件」として、消費者庁が2013年12月4日に発表しました。詳細は翌日の東京新聞の朝刊をご覧ください。

レーシック被害80件新聞記事

メリット2:怖がりの人でも大丈夫、メスやカンナを使わない手術方法

百聞は一見にしかずで、実際の手術の様子を見て、あなたが怖くないと思う施術方法を比較してください。目の細い方でも、施術が可能です。


▲パーク近視手術(PRK)の動画

▲レーシックの動画

イントラレーシック
▲イントラレーシック の動画

パーク近視手術は、フタ(フラップ)を作らない施術方法であるPRKの仲間です。レーザー近視手術の代名詞となった「レーシック」と比較して、フタ(フラップ)を作らないで行うことを意味する造語です。

しかし、パーク近視手術が、PRKと根本的に異なる点は、太いビームを使用する点です。現在のところ、パーク近視手術にのみ、太いビームが使用されています。フタを作らないPRK、フタを作るレーシック、薄いフタであるエピレーシック、イントラレーシックなど、他の全ての近視レーザー手術が細いビームで行われています。

(太いビームと細いビームの違いは、用語集に詳細があります)

メリット3:後遺症のリスクが少ない(比較表)

「後遺症」という言葉を聞き、直観的に怖いと感じる人がいるかもしれませんが、まず、合併症と後遺症の違いを理解する必要があります。

「合併症」とは、検査や手術などの治療に伴ってある確率で不可避に生じる症状です。
不具合が一過性で恒久的に残らず、治療が可能なものです。
一方、「後遺症」とは、不具合が半永久的に残り、最終手段の治療としての角膜移植が必要となります。

PRKの合併症には、角膜にレーザー照射したことによる刺激症状としての「痛み」「流涙」「まぶしさ」がありますが、後遺症ではありません。特に、初期の頃のヘイズという合併症が解決された現在において、手術には当たり前の「術後に痛みがある」「視力回復には時間がかかる」という理由で、PRKに反対する医者はいないはずです。
しかし、レーシックの場合は、フタを作ることで、多様な後遺症のリスクがあります。特に、医原性角膜拡張症という後遺症は、医原性という言葉が物語るように、医師の医療行為によって作られる後遺症で、重篤な場合は角膜移植に至ります。

パーク近視手術の課題

パーク近視手術にも課題があります。フタを作らないパーク近視手術やPRKには、「術後の2,3日の異物感や痛み」と、「上皮再生に3,4日かかる」という合併症があります。再生のされ方によっては、さらに視力が回復するまでに時間がかかる場合があります。しかし、フタを作るレーシックの後遺症と比較した場合、どちらを選択すべきか、皆さんが決めて下さい。

特に、強度~最強度近視の矯正を図った場合に、多量の角膜組織を蒸散(蒸発)させるために、その回復期間が長引くのです。綺麗に上皮が生え揃うまでの間は、不正乱視が見られ、メガネによる矯正視力が低下する現象も伴います。また多量の蒸散に対する生体の反応(上皮の再生が激しく起きる)を見越して、屈折矯正量を多めに設定します。したがって、術後の一定期間、遠視状態を体験するので1~3週間、人によっては1~3Dの老眼鏡を使用する場合もあります。レーシックのように翌日から視界がクッキリというわけにはいきません。

ただし、従来PRKやスーパーPRKが持っていた課題としてのヘイズ(レーザー照射面に起きる、一過性上皮下混濁)に関しては、照射後に薬剤塗布することによって、予防が可能になりました。これによって合併症の恐れが1つ減りました。

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