レーシック(LASIK):レーシック(LASIK)による後遺症はめったに起こりませんが、どのようなものがあるか知っておきましょう。

レーシック・レーシックフラップレス 近視手術 【参宮橋アイクリニック】
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レーシック(LASIK)
レーシック(LASIK)後の考えられる合併症・後遺症

■レーシックに関する合併症・後遺症について
近視矯正に興味があっても、手術に踏み出せない方の話を聞くとやはり、手術した結果、合併症と後遺症などの、別のネガティブな症状が引き起こされる可能性を懸念されているようでした。合併症や後遺症について医師が詳しく解説しているサイトが少ないようですので、ここで分かりやすくご説明したいと思います。
まず、不安を払拭するために、混同されることが多い、「合併症」と「後遺症」を区別して理解する必要があります。

■合併症とは?
不具合が一過性で恒久的に残らず、治療が可能なもの。
■後遺症とは?
不具合が半永久的に残り、角膜移植による最終手段の治療が必要とされるもの。

たとえば、銀座レーシック事件のように、レーシック手術でフタを作り、角膜の下にバイ菌が入ると(ここまでは合併症)、痛みが少ない分、発見が遅れ、深い傷跡が残ると視力低下になり(ここで後遺症になる)角膜移植が必要です。

■レーシック・フラップレスとレーシックの比較表
※レーシック・フラップレス手術とレーシック手術の違いは、下記の動画をご覧ください。

近視手術に限らず、どんな医療行為において、「リスク100%ゼロ」を保証することはできません。しかし、リスクを限りなくゼロに近づける方法や、リスクが起きやすい要因を知っておくと手術の取捨選択の幅が広がります。さらに、私が日本で唯一「フラップレス・レーシック」を採用している最大の理由は、「レーシックより後遺症が起きにくい」からです。だから、私も自信を持って、愛娘を施術し、お勧めできるのです。国内で唯一メスを使わない、“フタを作らない近視レーザー手術”ができるのは参宮橋アイクリニックの特徴です。ただし、フタを作らないので、角膜の回復に時間がかかります。1泊2日の痛みに耐え、1週間は遠視状態になり、回復に時間がかかるので覚悟してください。(これらは一時的な合併症です。)
まずは、表にて、2つの施術を比較してください。
○が多いということは、リスクが少ないということにつながり、△が多いということは、それだけリスクの入る余地があるということです。

 

■病名<症状>

フラップレス・レーシック

レーシック

合併症

■角膜刺激症状

×

<まぶしい・涙が出る・痛み・異物感>

必ず起こる。

起こる人も、起こらない人もいる。

 

■ヘイズ(一過性角膜上皮下混濁)

<角膜のにごり、近視の戻りを含む視力低下>

術後にMMCを塗布することで、予防される。

起こらない。

 

■術後の角膜細菌感染症

<痛み・視力の低下>

まれに起こるが、治療がしやすい。

まれに起こるが、治療がしにくい。

 

 

※角膜のフタを再びめくらなければならないので。

 

■術後の過矯正

<一過性の遠視状態>

強度近視でない場合は、12週間で治る。

強度近視でない場合は、角膜の再生に時間を必要としない。

 

強度近視の場合は、13ヶ月で治る。

強度近視の手術は対応していない。

 

※レーザーを当てた角膜の表面が再生することで、自然に回復する。

 

 

■術後の不正乱視

<一過性の矯正視力の低下>

強度近視でない場合は、1ヵ月程度で治る。

強度近視でない場合は、角膜の再生に時間を必要としない。

 

強度近視の場合は、39ヶ月で治る。

強度近視の手術は対応していない。

 

※レーザーを当てた角膜の表面が再生することで、自然に回復する。

 

 

■レグレッション

<矯正した近視の戻り>

戻りが起こることがあるが、6ヶ月以降に再手術が可能。

戻りが起こることがあるが、角膜にメスやレーザーを入れてフタを作る手術のため、12回までしか再手術はできない。

 

再手術は、原則的に角膜の厚さが一定量あれば、何度でも可能。

 

合併症が後遺症に、移行するケース

■グレア

<夜間のライトのにじみ>

レーザー照射径が6.7ミリ以上なので、夜間の瞳孔径よりも大きいので、強度近視でない場合は、3ヶ月程度で自然に治る。ただし、強度近視の人は、618ヵ月で治る。

レーザー照射径が6.7ミリ以下なので、夜間の瞳孔径よりも小さい場合が多く、後遺症となる場合がある。

 

■ドライアイ

<眼の渇き>

36ヵ月合併症として見られる場合があるが、自然に治る。

後遺症となる場合がある。

 

 

※フタを作る際に、角膜の神経を遮断するので。

後遺症

■角膜拡張症

<強い乱視・不正乱視の発生による視力低下>

5万件に1例の割合で、角膜移植を必要とする。

2500件に1例の割合で、角膜移植を必要とする。

 

■網膜剥離・網膜出血

<視野の一部が、欠損する>

特に増えないと思われている。

フタを作る時に、眼球を圧迫することで、増えると思われる。

 

■層間性角膜炎(DLKまたは、サハラ砂漠砂嵐症候群)

<眼のかすみ、視力低下>

起きない。

フタの下の原因不明のにごりにより、かすんで見える。

 

■飛蚊症の増加や後部硝子体剥離

<眼の前に、糸くず、黒い点が見える、部分的にレンズが曇ったような見え方>

特に増えないと思われている。

フタを作る時に、眼球を圧迫することで、増えると思われる。

 

老眼が早まる傾向

×

<遠方はよく見えるが、余分な調節作用が強いられるため、読書がつらくなったり、眼が疲れる>

早まらない。

早まる。

 

※太いレーザーが照射面を、多焦点に仕上げるので、年齢制限は特にない。しかし、老眼にならないということではない。

※細いレーザーでは、照射面を単焦点に加工してしまうので、40歳以上で強度近視に近い場合は、再考を要する。

 

フタの不出来による乱視等の発生

起きない。

フタが取れたり、フタにしわが寄ったりすることで、起こる。

○の数

 

9

4

△の数

 

4

9

×の数

 

1

1

※無断転用・使用を禁じます。

一部重複もありますが、さらに詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。



LASIKの場合、主たる原因はフタを作成することにあります。フタを作成する際の感染症、DLKと呼ばれる原因不明のフタの混濁、が大量に連続発生し社会問題として大きくマスメディアに取り上げられた事件は記憶に新しいところです。フタを作る為のカンナにあたる医療器具の刃が使いまわしされていなかったのか?使い捨ての刃が約2万円、両眼約4万円の負担があるにもかかわらず、レーシック手術料金9万9千円が妥当な料金であったか?感染症とDLKの割合は、いかほどであったか?重い感染症は角膜に深い傷跡を残し、角膜移植を必要とする場合もあるのです。
近視矯正手術の最も重い合併症は角膜移植です。角膜拡張症と呼ばれます。詳細は後述します。
何故フタを作成しなければならないのでしょうか?


その理由は、近視手術に使用するレーザービームにあります。ビームは細いスキャンと太いボリュームタイプがあります。開発過程において、細いビームが管理しやすいので主流になりました。両者共に
PRKと呼ばれる角膜レーザー手術に開発されました。

小さいエネルギーの細いビームを走査照射する場合は前処置が必要です。走査は直接レーザーを照射出来ません。走査すると角膜上皮から実質にかけての微細な組織変化を顕微鏡下に見分ける事が出来なくなるからです。上皮と実質を区別し、レーザー照射を最小限にする為、あらかじめ上皮を刀でコスリ落としたり、上皮層下にカンナ掛けをしてドアー状のフタに上皮等を閉じ込め脇にどけたり、が欠かせません。その上で実質のみを走査して削るのです。走査した削り面は、ペタンコ状の扁平な単一焦点的で、調節負荷が増します。レーシックで老眼といった巷の噂の原因です。他の噂にドライアイが在ります。個人的見解ですが前処置としてのフタが原因と考えます。
カンナを固定する
生理的食塩水をかけた後、カンナがけをする
出来上がったドア状のフタをめくる
エキシマレーザーで削る
傷口を洗浄してフタを元に戻す

走査ビームは目の動きを拾いやすく削りムラの原因になります。不正乱視を防ぐ為に追尾装置があり、細心の注意を要します。従って、削る量(時間)を最小に抑えるためにもフタが必要なのです。反面、走査照射は不正乱視矯正に力を発揮します。フタを作る利点についてはメリットの項目で触れます。


 他方、レーシック・フラップレスがあります。薄い角膜、強い近視の矯正に適します。ドライアイにも同様です。太いビームを照射します。レーザー手術のエキシマレーザーは加熱しない二量体レーザーです、ソ連のノーベル物理学者N.バーソフ博士が1973年に開発しコールドレーザーは、コンピューターの基盤の穴あけやプリント技術分野で普及しています。米国の眼科医S.トロッケル博士により近視手術への応用が始まります。
太いレーザービームを照射、傷を冷やした後に保護用ソフトコンタクトレンズでカバーします。
レーザー以前の近視手術はロシアのフィヨドロフ博士による放射状角膜RK切開手術でした。ダイヤモンドメスを使用して角膜を扁平化させるものでした。扁平化により網膜前の焦点を網膜上に移動させて近視を矯正しました。当時、全世界で300万人もの人々が手術を受けました。S.トロッケル博士はRK手術の精度を向上させる目的でレーザーの使用を試みました。当初、細いレーザービームをダイヤモンドメスに代用しました。しかしレーザーはダイヤモンドメスによるRK手術瘢痕を創出できませんでした。それでレーザーによる面を切削する方法に移行しました。1980年代開発当初、太いブロードビームによるレーザー照射システムはロシアのフィヨドロフ研究所と、米国のタウントン社の二方式がありました。タウントン社方式は後にサミット社に受け継がれました。しかし照射方式がジャバラを使用する絞り方式であった為、照射の中央に島状の磨き残しを伴う事があり使用されなくなりました。

一方フィヨドロフ方式は、太いビームを光学的にカタマリ(塊)としてデリバリーします。三次元的に蒸散を行います。太いビームで、リアルタイムに顕微鏡監視下に上皮からボウマン膜にかけて微細な組織変化を捕らえて蒸散をします。蒸散量はワンショット0.25ミクロンを基礎に加減します。微細な変化は組織間の蒸散度差で分かります。蒸散面は多焦点的で、調節負荷が軽くなります。老眼が早まることもありません。太いカタマリによる蒸散なので不正乱視の可能性はありませんが、逆に不正乱視の矯正には適しません。

近視矯正手術の最も重い合併症は角膜移植です。
LASIK
の増加で角膜移植の報告が散見されますOcular Surgery News
医師、患者共に避けたいLASIK後の合併症として角膜拡張症(円錐角膜)があります。
薄い角膜で強い近視の矯正にLASIKは禁忌です。
角膜が薄くなくとも角膜の弾力性が弱い場合には危険が伴います。
現在、角膜拡張症の術前診断の研究中です。
以下、一般的な合併症に触れます。

ドライアイ
フタを作る事によって神経が遮断され、角膜表面が乾く傾向があります。
点眼薬によって治療が可能です。レーシック(LASIK)後に生じるドライアイ

再手術の可能性
強度の近視やレーザー照径を小さくして手術した場合に生じることがあります。
再手術で対応します。

 角膜の混濁
DLK
と呼ばれ、フラップの下に原因不明の混濁が生じることがあります。フラップをめくってきれいにします。銀座レーシック事件のように連続して大量に発生する事があります。単なる感染症と異なり、海外でボリュームサージャンに恐れられている厄介な合併症です。
(LASIK後の実質内上皮増殖に対する角膜上皮除去術を含める)

夜間に光がまぶしい、にじむ現象
瞳孔の大きさ、矯正度数と関連があり、数ヶ月経つとほとんど良くなります。

飛蚊症の増加傾向
レーシック(LASIK)は、眼球に陰圧をかけてスライス面を硬くしてカンナ掛けをしてフラップ(フタ)を作る手術ですので、硝子体や網膜へ圧力が加わります。
(後部硝子体剥離に伴う飛蚊症2009年1月日経新聞朝刊より)

レーシック、細菌感染、DLK、レーシックの替刃
感染は早期に抗生物質等投与することで大事に至りませんが、発見が遅れると感染後に深い瘢痕を残します。視力に影響を与える中央部分の瘢痕は白い混濁を残し、場合によっては角膜移植を必要とします。一般的に失明と呼ばれますが、角膜移植で視力が回復が出来ます。(マスメディアは眼科における報道で事件の重大性を強調するために失明という言葉を多用します。不用意な動揺を患者に与えます。失明という言葉が故意にリークされる場合は他の意図があるかもしれないのです。)しかしレーシックでは感染以外に角膜に作ったフラップ(フタ)が濁ることがあります。原因不明な濁りです。米国のボリームサージャン(年間400例以上のレーシック施術医)による連続、かつ多数の報告があります。DLK(Diffuse Lamellar Keratitis)と呼ばれ視界に霧がかかり、又の名はサハラ砂漠SOSシンドロームです。その場合はドア状のフラップを再度開いて濁りを掃除したり薬物投与が必要です。単なる感染症と異なりフラップ下の混濁はレーシックサージャンの間で原因不明だけに恐れられています。レーシックの感染予防としてカンナの刃先部分にあたるブレードを使いまわしすることは厳禁です。ちなみに1枚約200ドルします。(2009年2月25日 朝日、読売、産経、毎日、日経各紙)DLKはイントラレーシックにおいてもみうけられ、フラップを作る目的が問われています。

不正乱視
不均一な照射、傷が癒える過程で稀に発生する場合があります。
ほとんどは時間の経過と共になくなりますが、稀にそのまま持続する場合も
あります。 不正乱視の原因

フラップ(フタ)のトラブル
薄すぎるフラップ(フタ)は穴を持つフラップやフラップのシワ形成の原因となることがあります。
また、フラップが取れてしまうことがあります。しかし、マイクロケラトーム(カンナ)の精度が上がり、
ほとんど起こらなくなりました。

偏心照射
レーザー照射が瞳孔の中心から外れて行われることによって生じる矯正エラーを意味します。その判定は照射による角膜上の変化を示すレッドリングマップ(インスタンテーネアスマップ)によって行われます。通常0.8mm以下の偏心なら問題がないと言われています。
 他院でレッドマップによらない判定で偏心照射を指摘され、医原病状態になった患者さんから相談を受けることがあります。医療機関同士の足の引っ張り合いは、我国の近視矯正手術の増加に歯止めをかけているのではないでしょうか。

角膜拡張症
LASIK
後の角膜拡張症(医原性円錐角膜)が最近問題となってきました。ドアー状のフタを作って実質を削るLASIK、Intra・LASIKが包含する問題点です。
"
角膜のフタを開けることは、分かりやすく言えば、ビンのフタを開けて、ビンの口がバラケてしまう現象です。フタの大きさや、厚さについて議論沸騰中です。LASIK術前に角膜の厚さが十分にあり、「フルステ」と呼ばれる潜在的角膜拡張症を示唆するサインが角膜解析で認められなかったにもかかわらず、軽度近視の矯正後に角膜拡張症を合併した症例も議論をよんでいます。参照屈折手術学会誌
合併率は15002500眼に1眼とも言われています。PRK後の合併率は更にその1/20と言われています。確率的に稀とはいえ、国内の合併症報告がたった一つの論文のみは気になります。
海外の論文でLASIK後の角膜拡張症について多数の報告があります。LASIK後の角膜拡張症は術者やマイクロケラトームに問題がなくとも発生します。その可能性を正確に予知できないことに問題があるのです。

一般的には薄い角膜で角膜の形状解析に「フルステ」と呼ばれる"角膜6時方向に下膨れ形状がある場合は手術をしない方が良いとされます。しかし、角膜の厚みが十分あっても、角膜の弾力性の問題があります。例えて言えば、"うどんのコシの様な性質です。"讃岐うどんはコシがあって美味いと表現されるコシの意味です。
角膜の厚みは十分でもコシが弱ければ、レーシックや、イントラレーシックでドアー状のフタを作って実質を削ってフタを元に戻しても、フタの口がバラケ、拡張や突出すると強い乱視になり、角膜移植に至るのです。
海外に比して我国においてその報告が3例しかないという事実は不思議なことです(参照24回眼科手術学会総会)。米国で多額の賠償請求事件があり、自ら情報公開したMark G.Speaker医師においてLASIK後の角膜拡張症が合併したのは不運としか言いようがありません。

無論一番の不運は合併症がおきた患者さんです。角膜移植によって救われたのでしょうか?
私が表層角膜矯正手術レーシック・フラップレスを実施している一番の理由は、「レーシックより角膜移植という事態がおきにくい。」からです。加えて「ドライアイになりにくい、あるいは老視が早まらない」等もあります。
PRK
はヘイズという合併症があったので、LASIKが考案されました。しかしPRKのヘイズは問題にならない旨が判明し、且つ改良されサーフェスアブレージョンであるレーシック・フラップレスになりました。

スペインのアリオ博士によりPRKLASIKの比較で、有効性に差が無い旨が、術後10年の経過で計800眼において証明されました。PRK500眼は術後の視力の回復が遅く、術後6ヶ月を底にした矯正視力低下の谷が示されました。LASIKのフタに相当するフラップがないので、角膜上皮再生に時間を要しました。一方LASIK300眼で3眼に角膜拡張症の合併が認められました。医師に責任はなくとも、術式に問題があれば改善しなければなりません。PRKにおける角膜拡張症の合併率はLASIK2500例に一例のさらに20分の一、つまり50000例に一例といわれます。病気としての円錐角膜の発生率は、統計的に5万人に1人と言われております。患者様が近視レーザー手術を選択する際の参考までに敢えてご紹介しました。

その他
フラップ(フタ)を作る際に眼球を圧迫することによると考えられる網膜への影響として網膜出血等の報告があります。(LASIK施行後に生じた網膜剥離に対し強膜バックリング術を施行した2  LASIK施行後に発症した両眼網膜剥離の検討)。



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