近視はどうして遠くのものが見えないの?目の仕組みを理解して、近視を理解しましょう。

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近視の目

●近視とは
日本人の約1/3が近視と言われています。
近視とは、近くの物ははっきり見え、遠くの物はぼんやりとしか見えないことをいいます。
遠くのものがはっきりと見えないのは、光が眼に入る時、網膜より前方で焦点が合ってしまうからです。近視は通常、幼年期から始まり10代後半や青年期に進行は止まりますが、最近はパソコンなどの普及により、成人以降も近視が進むことが報告されています。近視は普通、メガネやコンタクトレンズで矯正しますが、手術で矯正することもできます。
近視には軸性近視と屈折性近視に分けることができます。


●軸性近視
軸性近視とは、眼球の長さが正常よりも長いため、遠くを見たときに網膜より前方で焦点が合ってしまうことをいいます。近視といわれる多くの人は、この軸性近視と言われています。通常子供の目は、大人より眼軸長が短いため遠視眼になりがちですが、成長と共に眼球の長さは正常になり、遠視は治ります。ところが、そのまま進行してしまうと、やがて眼球の長さが正常よりも長くなり、近視になってしまうのです。軸性近視になってしまうと、メガネやコンタクトレンズ、手術による矯正が必要になります。
軸性近視

●屈折性近視
屈折性近視とは、眼軸長は正常ですが、角膜のカーブが鋭い事により起きる近視の状態です。原因は不明です。他方勉強やゲームなどで近くを見つめすぎたために、水晶体が近くを見つめた状態で固まってしまい、遠くを見たときにぼんやりと見えてしまうことを調節緊張といいます。
遠くを見たときにも近くを見つめた状態が持続するため、遠方がぼやけてしまうのです。
調節緊張は偽近視、または仮性近視とも呼ばれ、目を休めたりトレーニングすることにより正視に戻す余地があります。
屈折性近視


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