黒い点、虫のようなもの、または薄い雲のようなものが視野の中に見える症状です。
主に加齢に伴う現象ですが、近視の人は若くても生じます。生理的な場合は問題ありませんが、数や大きさが増す場合は、網膜剥離のような深刻な状態の前兆である場合が多く、眼科医に急いで相談する必要があります。
近視はフラップレスレーシックで矯正できますが、飛蚊症は残ります。レーシックに、飛蚊症の増加傾向の報告があります。
レーシックは、眼球に陰圧をかけてスライス面を硬くしてカンナ掛けをしてフラップ(フタ)を作る手術ですので、硝子体や網膜へ圧力が加わり、飛蚊症の原因になります。(後部硝子体剥離に伴う飛蚊症2009年1月日経新聞朝刊より)