レーシック後遺症の一つ。
周術期(術後2~7日目)に発生、角膜に作ったフタが混濁し、砂嵐状態に物が霞んで見える。
角膜を削ってフタ(フラップ)を作る際に使用するマイクロケラトームが原因とされ、びまん性層間角膜炎Diffuse Lamellar Keratitis(DLK)の状態と考えられる。非細菌性で、マイクロケラトームに付着したオイルアレルギー説があるが、原因は不明。対処法は、フタを持ち上げて洗浄する。海外で、年間400眼以上を施術する眼科医に、多数、連続して発生する事がある。
対策は、使用するマイクロケラトームの刃の使い回しを禁ずる事。刃こぼれも避ける必要がある。刃は1枚1万~2万円だが、最近は刃を含め全体がブロック状の使い捨てがある。
刃に代わり、レーザーを使用するのがイントラレーシックやアイレーシックである。イントラレーシックは、刃の代わりに、プラスチックの使い捨て吸引リングを使用し約2万円かかる。イントラレーシックでも、びまん性層間角膜炎の報告はある。