合併症と後遺症:用語集(基礎知識)

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用語集

合併症と後遺症

カテゴリー: か行 — admin

近視手術を検討している方にとって一番気にかかるのは、近視手術による合併症や後遺症のリスクだと思います。
近視矯正に興味があっても、手術に踏み出せない方の話を聞くとやはり、手術した結果、別のネガティブな症状が引き起こされる可能性を懸念されているようです。懸念を払しょくするには、合併症と後遺症を区別して理解する必要があります。

■合併症は、不具合が一過性で恒久的に残らず、治療が可能なもの。
■後遺症は、不具合が半永久的に残り、角膜移植による最終手段の治療が必要とされるもの。

合併症や後遺症は近視手術でもおこります。
たとえば、かの有名な「銀座レーシック事件」のように、レーシック手術で痛みを和らげるためにフタを作ると、バイ菌がフタの下に入っても(ここまでは合併症)、痛みを感知しにくい分、発見が遅れ、フタの下に傷跡を残した場合、視力低下につながり(ここで後遺症になる)角膜移植の必要が生じます。
レーシック後遺症に対する角膜移植保険、あるいは角膜移植の一歩手前のクロスリンキングという治療方法が開発されている現実がその存在を物語っています。後遺症のネット情報は、検索ページのスポンサーを意識し、遠慮勝ちになっています。従って、電子媒体上で、偽情報を見破る力、情報の意図を推理する力が、要求されます。
合併症や後遺症について説明する為には、原因となりえる手術について触れなければなりません。
手術の説明を、サイトで伝えるのはむずかしく、曲解され、時には情報操作を目的に足を引っ張られる恐れがあります。先ず、動画を見ることをお勧めします。「動画は見るだけで、本質が、一見できます。」
動画で、リスクがゼロに近い手術方法や、逆にリスクが起きやすい手術方法が分かると思います。

合併症と後遺症は違います

近視手術のレーシックの場合、合併症や後遺症の原因はフタ(フラップ)を作ることにあります。従って、角膜にドア状のフタを作らない、フラップレスレーシックは、リスク回避一番の方法です。合併症はフタがずれる、菌が入る状態で、対策として、元の位置に戻す、感染の治療が必要になります。後遺症は、フタが元の位置に戻らない、感染は治ったが傷跡による視力低下を残す状態です。フタはレーザー照射に、上皮が邪魔なので作りますが、角膜表面の痛みを避けるメリットもあります。反面、菌がフタの下に入ると痛覚が弱い分、発見が遅れ深い傷跡を残し、銀座レーシック事件の様になります。

視力低下による後遺症は、時によると角膜移植が必要です。角膜移植を必要とする後遺症は、フタを作る事によって起きる角膜拡張症でも見られます。一方、フタを作らないPRKは、当初、角膜のレーザー照射部に、ヘイズという一過性の混濁が合併症としてありました。現在はマイトマイシンCを照射部に塗布し、予防が出来るようになりました。ヘイズが後遺症でなく,合併症なのはその不具合が一過性であるからです。

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