レーザーPRK手術の合併症の一つ、エキシマレーザー照射部に生じる一過性の角膜上皮下混濁です。混濁の程度により、ファンテス氏は5段階に分けました。通常、術後3ヶ月をピークに、完全もしくは視力に影響を残さない程度に消失します。(国際屈折矯正手術学会誌英文2004年3・4月号 Vol,20 No2 (116~120ページ)「近視矯正PRK手術後5年の経過」天野史郎等)ヘイズ対策として、角膜上皮をドア状のフタの中に閉じ込め、レーザー照射するレーシック技法が開発されました。しかし最近は照射後、代謝拮抗薬剤であるマイトマイシンCを塗布し、ヘイズの予防が可能となりました。レーシックの際、フタを作る事に伴う、様々な後遺症が明らかになり、見直す機運が高まりました。