プロファイルシリーズは、近視手術育ての親フィヨドロフ博士の研究所が、LP社(独)と共同開発した、PRK用のレーザー新鋭機で、ロシア保健省の認可を受けています。高出力エネルギーによる太いレーザービームは、一括照射で角膜に、多焦点性矯正面を創出します。太いレーザービームは、三次元立体性を有し、照射時間と言う因子を掛け合わせ、四次元による角膜の直接蒸散を行います。太いレーザービームは、米ソ二種類ありましたが、米国式は、セントラルアイランドと呼ばれるレーザーの削り残しが出て開発が中断しました。レーザーの削り残しが、原理的に起きないロシア式の太いレーザービームは、PRK,SUPER-PRK,レーシックフラップレスの手術用として、レーザー医療機器プロファイル300,400,500シリーズに発展しました。
米国式と異なる原理とは、太いビームが中間媒体を通じて照射されるので、蒸散気流が立ち昇ることの影響を受けずに済みます。(詳細は、用語集の太いビームの項又は、著書「実技 角膜屈折手術」195p~235p 1997年、南山堂を参照して下さい。)