放射状角膜切開術の原形は我国の佐藤勉博士により始められ、完成はロシアのS.フィヨドロフ博士とA..ドルネフ博士によります。S.フィヨドロフ博士は、白内障手術に伴う人工水晶体、強度近視矯正用有水晶体眼内レンズ、そしてフラップレスレーシック用の近視レーザー機器プロファイルシリーズを遺しました。
RKはダイヤモンドメスで角膜表面を放射状に切開、角膜の持つ屈折力を弱める近視矯正手術の一つで、最も長い歴史を持ち安全性が確認された手術です。軽度~中程度近視の矯正に適した方法といえます。
高価な機器を必要としないが、レーザー手術と比較し、矯正範囲や精度が角膜瘢痕形成の影響を受けやすく、現在はメガネの度を減弱する目的で実施されます。