右眼 裸眼:0.01→1.0
左眼 裸眼:0.02→0.9
H・R さん (学生・20歳)
<RK・PRK 術後3年>
奇跡の生還
データ | 裸眼 | 矯正視力 | 近視度 | 乱視度 | 軸 |
---|---|---|---|---|---|
術前右眼 | 0.01 | 1.0 | -6.5D | -1.75D | 180度 |
術後右眼 | 1.0 | 1.2 | -0.75D | -0.75D | 180度 |
術前左眼 | 0.01 | 1.0 | -6.5D | -1.75D | 180度 |
術後左眼 | 0.9 | 1.0 | -0.75D | -1.0D | 180度 |
1996年6月27日、アイオワシティ・ダウンタウンの見通しの悪い交差点で、バンと自転車による出会い頭の衝突事故があった。バンは自転車の前輪に当たり、自転車に乗っていた女性はバンの下敷きになり、何フィートも引きずられ、バンが止まったときは女性の頭にタイヤが触れていた。自転車に乗っていた女性はアイオワ大学の大学院生、R・Hさん。R・Hさんはアイオワ大学病院に救急車で運ばれたが、危篤状態であった。
~1996年6月28日付け、デイリー・アイオワ紙より~
R・Hさんは両眼とも、93年7月にPRK手術、94年6月にRK手術と、計2回手術を受けていた。手術に反対している医師達が挙げる最大の理由は、外傷で眼球破裂が生じやすいと言うものだが、それは根拠がないということが実証されたのである。
ちょうど3ヶ月前、私は交通事故に遭いました。自転車に乗っていたときに、大きなバン(小型バス)と正面衝突したのです。見通しの悪い四つ角だったため、お互いに相手が見えず、かなりのスピードでぶつかったようです。目撃者の話によると、私の身体は空中高く跳ね上がった後、顔から地面に落ち、うつ伏せに倒れたのですが、さらにそこに、急ブレーキをかけたバンが来て、私の上で止まる形になりました。バンの前輪が頭の真上で止まり、まるで風船の上に重りをのせると凹むように、頭は陥没していました。慌てて降りてきた運転手が事態に気づき、車に戻ってバックさせ、ようやく頭がタイヤの下から出てきました。私はもちろん意識不明で、すぐに救急車で集中治療室に運び込まれました。ひどい事故なので命は助からないと思われ、翌朝の地方紙では一面記事となり、テレビやラジオでも報道されました。
ところが、奇跡的に命拾いをしたのです。おでこに20数針を縫い、鼻は砕けて鼻孔が塞がれ、歯も2本抜け3本折れ、鼻・口・顎と何針か縫いました。が、不思議なことに脳には全く異常がなく、目も見えるのです。普通、頭蓋骨が耐えられるのは60キロまでだと聞いています。なのに、何百キロもの車のエンジンが真上にあったにもかかわらず助かったのは、やはり奇跡としかいいようがありません。怪我からみてもわかるように、頭部にはかなりの重圧が掛かったものと思われます。私は、奥山先生に、3年前にPRK手術、2年前にRK手術をして頂いたのですが、これほどの重圧が掛かっても眼球は破裂しませんでした。たとえ命が助かったとしても、大学院で美術の創作活動をしている私にとって、視力を失うことは何よりも耐えがたいものとなっていたはずです。
私の体験を見てもはっきりとわかるように、手術のせいで目の抵抗力が低くなることはありません。ですから、安心して手術を受け、ひとりでも多くの人に視力を回復する喜びを味わって欲しいと思っています。