右眼 裸眼:0.03→1.2
左眼 裸眼:0.06→1.2
川村 哲司 さん
<PRK>
データ | 裸眼 | 矯正視力 | 近視度 | 乱視度 | 軸 |
---|---|---|---|---|---|
術前右眼 | 0.03 | 1.5 | -4.0D | ||
術後右眼 | 1.2 | 1.2 | +0.87D | -0.75D | |
術前左眼 | 0.06 | 1.2 | -3.0D | -0.5D | 10度 |
術後左眼 | 1.2 | 1.2 | +0.87D | -1.0D | 16度 |
東京都品川区にある参宮橋アイクリニックでPRKによるレーザー治療を受けました。1997年9月に右眼を、翌10月に左眼を治療しました。
私は1995年から2年間、ボランティアとしてパプアニューギニアに赴任しておりました。眼鏡やコンタクトレンズによる生活は、日本に居るときでも非常に不便に感じておりましたが、途上国での生活では本当に大変でした。首都や比較的大きな地方都市に居るときならば何とかコンタクトレンズケア用品も手に入るのですが、町を離れればそのようなものは勿論手に入れられず、調査等で山奥に入るときなどは、コンタクトレンズはできないので眼鏡に頼らざるを得ません。その眼鏡も、時と場合によっては簡単に破損してしまうこともあります。そうなってしまえば、また大きな町に出て眼鏡を作り治さなければなりません。
このような理由から、海外、特に途上国で生活する上で、眼鏡やコンタクトに頼らなければならないというのは非常に不利なことだと感じました。ケアの問題も無論ですが、野外に出て仕事をする上では行動範囲そのものを確実に制限します。行動範囲を制限するという意味においては日本に居るときにも当てはまるかもしれません。ちょっと気軽にスポーツをしたり、屋外に出たりしようと思ったとき、眼鏡からコンタクトに変えるのを面倒に感じて結局やめてしまった体験は、多くの人もしていることと思います。
そのようなとき、過去にRK手術を受けた経験のある日本人の方と知り合いになり、実際に私と同じような思いをして手術をするに至ったお話を聞く機会がありました。それがきっかけで、帰国後PRK手術を受けようと決意するに至りました。
治療後およそ1年になりますが、今では裸眼で野球も問題無くできます。何よりも、もうコンタクトのケアなどに煩わされることがないので、野外に出るときや海外への出張の際の負担が大きく減ったことを実感しております。治療を受けて、本当に良かったと思っています。
今後、PRK手術に対する理解が広まり、それと共に治療費も下がって、もっと普及することを願ってやみません。