初め皆様にはご壮健にてお過ごしの御事とお慶び申し上げます。私共もお陰様で無事過ごしております。中でも主人においては奇跡のような毎日を送らせてもらっております。「コンタクトしているみたいによく見える」と文字を覚えたての子供のように目にはいる看板など手当りしだい(目あたりしだいというのでしょうか)に読んでいます。
夏休みには花火が遠くから見えました(毎年見えたふりをしていたそうです)。夕涼みには星もホタルもみえました。日々新しい発見でやる気が出て性格も明るくなりました。何だかじっとしていられない様子。そんな折、2週間検診のとき、たくさんの先生に見てもらったと興奮して帰ってきました。「俺のこんなどうしようもなかった目が先生の役にたてるなら日本だろうが、外国だろうがどこにでもついて行く」と喜んでおりました。
人に目のことを聞かれるのもイヤ、眼科に行くのはイヤ、メガネ屋さんに行くのは絶対イヤだった人が、先生の検診を楽しみに・・・メガネ屋をピックリさせに行くのを楽しみにしているなんて数カ月前の自分たちが嘘のようです。
「俺はレンズを目だけにかけていたんじゃなく、体全体、心全体をもレンズで覆われていたんじゃないかな」と前の自分を振り返り言っていました。外から見ても本当にそう思える今日この頃です。この間は、ふと見ると部屋で今までかけていたメガネのレンズを数枚も並べてしみじみ眺めていたようでした。
もし、先生に出会えていなかったら・・・もっと早く会えていれば・・・とか毎日グルグル頭のなかをめぐっています。目下、次の手術を楽しみに頑張って運転しています。これからもお世話をおかけしますが、なにとぞ宜しく御願い申し上げます。では、11月の3ヶ月検診を楽しみにして失礼申し上げます。
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