皆さん初めまして。
僕は現在、看護学校の2年生です。1年生の冬休みにレーシック・フラップレスの手術をしました。
まず心配したのが、合併症でした。他の術式と違って安全なのか?そして失明することはないのか?などです。レーシック・フラップレスはメスを使わない手術で、PRK やLASIKとも違うことを細かく聞き、納得した上で手術を受けました。
一人暮らしの僕には大変だと先生に言われましたが、両目を同時に手術しました。
手術当日、手術台に乗り局所麻酔の点眼をすると、目を閉じないようにするものでまぶたを固定しました。寝ている上から機械が近づいてきて、先生が「あの赤く光っている点を見てて」と説明してくれました。「あぁ、とうとう始まる〜」と、言われるまま赤い点を見ていると「はい終わり」。「え!?」
前もって手術の説明を受けていたのにドキドキして頭が真っ白になっていたようで、30秒もあっという間に感じてしまいました。「はい、次反対の眼」。今度は様子をちゃんと見ていると確かに手術は30秒くらいで終了していました。
手術後目が見えなくなると聞いていましたが、そうではなくて、涙が溜まった時みたいにぼやけた感じになります。手術した目は清潔なガーゼで覆ってしまうので結局何も見えなくなりましたが。
手術は日帰りなので終わったらすぐ家に帰れます。家に帰ってから、やっぱり片目ずつ手術しておけばよかったと反省したのが、部屋の様子がぼやけていて見えないことです。どうしようかと困りましたが、「手術前もメガネをかけないとぼやけていたし」と前向きに考えて過ごすことにしました。
あと手術後困ったことは痛みです。痛み止めの点眼薬をもらっていたので痛くなったら使えばいいのですが、少ししかなかったためできるだけ我慢して使わなければならなかったのです。
痛みの度合いは個人差があるのですが、僕はすごく痛い方だったみたいでした。
次の日の朝、痛みで目が覚めました。けれど、点眼薬をさしたらすぐ治まり、テレビを見ようとスイッチを入れたら磨すりガラス越しに見ているみたいに感じます。誰が出ているのか声でしか分かりませんでした。さらにケイタイなんて、画面どころか数字もよく読めませんでした。
一番驚いたのが、まぶしさです。手術が終わって帰宅したときは夜だったので気がつかなかったのですが、太陽の明かりがすごくまぶしいのです。カメラのフラッシュ並みに感じます。サングラスをしてもまぶしくてほとんど目を閉じたままで過ごしました。
パソコンの液晶画面もまぶしくて大変でした。
1日何とか過ごし、夜風呂にはいるときが大変で、目に水を入れないようにしなければならず、風呂に入るのに水中めがねをして入ります。目の痛みはまだ若干あり、違和感もある程度続いています。冬休みに入り授業もバイトも休みだったので家でごろごろしていましたが、毎日の変化にすごく驚きました。みんなだいたい4日くらいで仕事ができるようになりますと聞いていたのですが、僕は回復が遅く6日くらいかかりました。
痛み止めの点眼薬も手術後1日目は30分に1回だったのに、2日目は1時間に1回、3日目は2〜3時間に1回と徐々に痛みも取れ、見え方もすごく変化して、手術後2日目の朝にはパソコンの文字サイズを72ポイントでもぎりぎり見えていたのが、その日の夕方には48ポイントでも何とか見えるようになり、3日目にはテレビの角にでる時計の文字も読めるようになりました。
朝から夕方にかけて回復している事に驚きました。
5日目の朝、寝起きで時計が見えたときは感動です。しかし、まだ少し磨りガラス越しで見ているような感じがありました。しばらく遠視の状態になると先生から説明があったので安心して変化を楽しみました。毎日遠視が回復していきますが、近くのものが見えないので先生に遠視のメガネを買った方がいいか相談したら、100円均一に行って老眼鏡を買ってくるよう言われました。手術後一気に回復した見え方も、変化がゆっくりになり、次の発見がありました。夜街灯を見ると、雨の日の車から見た街灯みたいに明かりだけぼやけて見えるのです。グレアと呼ばれるものらしいのですが、最初すごく気になりイライラしました。このグレアもしばらくするとなくなり普通の明かりの見え方になります。
今回手術を受けて、とにかく生活が楽になったと言うことです。手術後はぼやけて生活しづらかったですが、それもつかの間でした。一人暮らしなので片目ずつ手術をすればもっと術後も楽だったので、みなさんには片目ずつ手術することをオススメします。それまで使っていたメガネと使い捨てコンタクトが余ってしまったのがうれしい悲鳴です。これから使うメガネや、コンタクトの値段と手術の値段を考えると、みんなに是非推薦します。
参宮橋アイクリニックの先生をはじめ職員の皆様、ありがとうございました。
|