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この対談は近視手術25周年を迎えて
行ったものです
(2008年 9月)

近視手術30周年記念行事についてはトップページからご覧下さい。

対談

 「近視手術25年を迎えて」


参加者;近視手術友の会会長 須田八重子 、

参宮橋アイクリニック院長 奥山公道

須田:奥山先生、本日はお忙しいところありがとうございます。

奥山:近視手術友の会25周年、おめでとう御座います。

須田:3000名の会員もお蔭様で快適にすごしております。老眼や白内障で手術を受けた人もいますが、幸い大事に至った人はおりません。

奥山:友の会手帳が役立ったという声を聞きます。白内障の手術を受ける時に近視手術前の角膜のカーブや眼軸長が眼内レンズのパワー計算に必要です。

須田:手帳の内容も時代と共に変わり、新しいレーザー手術に対応した改定が必要です。近視手術は日進月歩のようです。

奥山:確かに様々な術式があります。しかしレーザー照射の方式、照射する前処置の有無で区別すると分かりやすいのです。照射方式は2種類あります。

須田:太い立体ビームと細い走査ビームですね。前処置とは何でしょう?

奥山:処置の意味は照射前にフタを作ることです。前処置は3種類です。処置不要、薄いフタを作る処置、厚いフタを作る処置です。処置不要でフタを作らないのがSurface Ablationサーフェス アブレーションです。 PRK,LASEK,LASIKFLAPLESSがあります。薄いフタを作るのがSublasikサブレーシックです。EPILASIK,INTRALASIK、iLASIKです。そして厚いフタを作るのがLASIKレーシックです。

須田;フタの有るレーシック とフタの無いレーシックフラップレスの違いは如何でしょう?

奥山:レーシックの長所は術後の経過が早い,痛みが少ない、そして費用が安価な点です。須田:短所は?

奥山:矯正面が単焦点的で水晶体の負担が大きく、“老眼が早まる”と噂されます。角膜拡張症の合併がフタを作る為、可能性が高くなります。そして、やはりフタに関連してドライアイになりやすいと言われます。

須田:レーシックフラップレスはどうですか?

奥山:長所として薄い角膜、強い近視の矯正が可能です。

須田:フタを作らないからですね。老眼の方はどうですか。

奥山:細い走査ビームで削った照射面はどちらかというとペタンコ状です。それに対して照射面が多焦点性であると水晶体の調節負担が少なく老眼に有利です。老眼に対応する為、レーシックではモノビジョンを採用します。

須田:モノビジョンとはなんでしょうか?

奥山:25年前にRK手術をフィヨドロフ博士が私に施術してくださった際に、「レーニンの目にしてあげよう」といわれました。「革命家の目ですか?」とお尋ねしたら、「彼の右眼は軽い近視のお蔭で生涯老眼鏡無しで済んだ便利な目だった。軽い不同視があったのだよ。」とのお答えでした。

須田:25年経ってレーニンの目がモノビジョンですか。そう言われれば先生の御著書「近視は15分で治る。」にレーニンの目が登場しましたね。

須田:角膜拡張症の確率が低いとはどういう意味ですか?

奥山:角膜拡張症は重い合併症で、角膜移植が必要になります。レーシックはフタが厚いこともあり2500例に1例出ると言われます。フタを作って元に戻してもフタの口の部分がバラケテしまうからです。

須田:レーシックフラップレスの短所は?

奥山;術後2泊3日痛い。個人差があります。痛み止めと保護コンタクトレンズで楽にはなっていますが人によっては辛抱が必要です。

須田:術後の経過はどうですか?

奥山:上皮再生による視力回復に4、5日保護コンタクトを装着します。この間見えない訳ではないけど不完全な視力です。年齢にもよるけど時によると手元の視力回復に2−3週かかり、その間老眼鏡を掛けてもらいます。

須田:PRKで起きたレーザー照射後のヘイズ(角膜混濁)はどうですか?

奥山:一過性に起きる人もいますが、ヘイズの対策を適切に行えば予防や治療が可能です。術後2,3ヶ月で起きる場合があり、点眼薬でコントロールします。

須田:レーシック・フラップレスはどういう意味ですか?

奥山:FlapressとLASIKからなる造語です。近視手術の代名詞LASIKと、痛みやヘイズ対策が進みフタを作る必要が無くなり様々な合併症の原因であるフタをLESSしようと言う意味です。 “健常眼“を対象とする近視手術にフタを作ることの必要性が再検討をせまられています。

須田:「近視手術友の会」の輪が広がり、医師と患者の信頼が深まり、安全手術の手助けとなれば幸いです。今日はためになるお話を有難う御座いました。先生も益々お元気で、ご活躍をお祈りしております。
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