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緊急対談

「銀座レーシック事件について」
参加者 近視手術友の会 会長 須田八重子
       参宮橋アイクリニック 院長 奥山公道


    須田:大変な事が起こりましたね。日本の近視手術にバケツの水が何杯も掛けられました。事の発端は2月25日、中央区保健所が記者会見を開きました。銀座のレーシック医院で約70人の患者さんがレーシックの後に感染症を合併しその原因として手術器具の消毒不完全が考えられるとの内容でしたね。

奥山:2月27日には保健所から2月26日付けの通達が来ました。医療機関において手術器具の消毒を徹底する旨でした。早速ガス滅菌機等を点検したり消毒に関する手順を再検討しました。

須田:記者会見の発表を受けてNHKをはじめとするマスコミが一斉に銀座レーシック医院の院長攻撃に走りました。院長は手を洗わない、ガス滅菌機は買ってから一度も点検していない、眼科専門医でないのに近視レーザー手術をしている、角膜の細菌感染が手遅れになって失明するかもしれない等。散々言われてましたね。

奥山:後で気がついたのですが、この発表には奇妙な点があります。レーシック用の医療器具はマイクロケラトームと呼ばれます。 先端部は使い捨ての刃です。感染の主な原因は刃の使いまわしでしょう、それを消毒不完全と指摘するなら使い回しを容認もしくは支持することにつながります。

須田:使いまわしと聞くと某料亭の女将さんを思い出しますね。(笑)他にも奇妙な点がありますか。

奥山:海外でレーシックによるこの様な原因不明の感染症もしくは非細菌性にフタが濁る症例発表が複数あります。今回の先生のように年間400例以上手術する眼科医に起きています。眼科専門医もしくは眼科非専門医の名称にかかわらず、連続で多数起きる事があり恐れられています。

須田:フタが非細菌性に濁る事があるのですか?

奥山:はい。びまん性層間角膜炎もしくはDiffuseLamellarKeratitisDLKと呼ばれます。またの名をサハラ砂漠シンドロームです。濁ったフタ越しの視界が砂嵐様に霞むのです。

須田:原因はいったい何なのですか?

奥山:細菌が見つからず原因不明です。使い捨ての刃やマイクロケラトームに付着したオイル原因説があります。

須田:フタを作ってレーザーを当てるのでレーシックは術後の痛みが少ないと言われますがフタの下に細菌が入ると手遅れになりませんか?

奥山:手遅れになると深い傷跡を残し物が見にくくなります。角膜移植の技術が未発達の時代の失明に当たります。近視手術で角膜移植の専門医の手を煩わす事は眼科医にとっても患者にとっても極力避けたいものです。

須田:ニュースによる最大の驚きは、2008単年度に我国で近視手術を受けた人々が21万人とも40万人とも言われる事実です。

奥山:正式な統計に基いた数ではないようです。いずれにしても施術分母数の増加に伴い、分子に値する合併症例も増えるでしょう。

須田:手術費用の問題もありますね。問題のレーシッククリニックでは両眼で9万9千円です。使い捨ての刃は一人に一枚ですか?一枚おいくらですか?

奥山:メーカーにより異なりますが、一枚1万2千円から2万円です。理想は一眼に一枚ですが、一般には一枚一名二眼のようです。使い回しは感染以外に刃こぼれを起こします。

須田:では適正な手術費用はいくらなのでしょう。

奥山:手術件数から損益分岐点を割り出して各医療機関ごとに適正な費用を設定しなければなりません。ちなみに某国立大学眼科の試算は両眼で30万円以上です。

須田:今回の事件を通じて我々近視手術友の会が推奨するフタを作らないでレーザーのみを当てるレーシック・フラップレスの比重が高まったように思います。


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