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RK・PRKニュース No10 1995年 11月

PRK手術1千例超える


参宮橋アイフリニックで93年2用より始まったPRK手術が、95年5月20日、1千例となりました。これを記念して、1千例目となった日野勝典さんに、奥山先生から記念品が手渡されました。
 かつてはRK手術の希望者が多かったのですが、95年に入ってからPRK手術を希望する人が増え、10人中6−7人がPRK手術を希望するようになリました。
 費用的には高くとも、手術をするからにはメガネをはずすようになリたい、RK手術に比べ回復視力の予想がつく、最先端医療を受けたい等の理由から、人気が高まっているようです。ちなみに95年11月末現在、約1千3百例に達しています。
 RK手術、PRK手術を受ける年代別動機を見てみますと、20代半ばまでは、男女とも職業上の理由による場合が多く、モーターボート選手、競馬の騎手、パイロット、ボクサー、警察官、消防官、スチュワーデス等が挙げられます。特にパイロットを希望する人は、術後の傷跡が残らないPRK手術を受けています。
 30代になると子育て中の主婦、仕事の忙しいサラリーマン等で、コタクトレンズのケアをする時間がないため、手術で視力回復をしたいという希望が増えてきます。
 40代では、数10年コンタクトをしてきたが、最近異物感を感じるようになってきたとか、ドライアイと言われ、コンタトレンズを使用しないほうがいいと言われたとか、遠方視力に合わせたコンタクトレンズでは近くが見づらく、この際、メガネにしたいが、度が強いのでメガネのレンズを薄くしたいといった希望によるものがあります。


私のPRK体験



 フリーランスのジャーナリストは、カメラマン役もこなさなければならないし、さらにこれからは、TVカメラもプロ並に回せなければ、一生続けられる面白い仕事にはありつけそうにない。 
  冷酷な市場原理が支配する競争の世界だから、弱点があったら負けだ。メガネは弱点だった。
  いざ出撃というときにメガネが見当たらず、頭に、かっと血がのぼって、茫然自失、メガネ探しに狼狽するなどといった惨めなことも何度かあった。
 潮風を浴びる船上取材(私は小型船舶一級船長なのだ)や雨の日には、メガネの汚れは惨めなまでに行動を制約する。
 意を決して、カメラのピントを合わせる右眼のPRK手術をお願いしたのが平成6年4月。しかしどこか中途半端な感じがして、9月に左眼も手術していただいた。
 月が、それまでのモヤモヤから、少年の頃のようにま−るく見えたのは感動であった。満月の夜などじっと月を凝視していると、月の世界に吸い込まれてゆくかのような気になる。

☆そして阪神大震災
 平成7年の1月、阪神大震災の惨状に、私は、いてもたってもいられなくなった。
 きれいごとの報道記者としてではなく(取材依頼がなかったということもあったけれど)、一市民として、阪神にポンコツのわが愛車を走らせた。
 阪神の被災地では、年寄りと、ペットがいるために避難所にも入れず、また愛するペットをどうしょうかと途方に暮れる人たちの悲惨さがとくに目についた。ペットたちは、もっと悲惨だった。
 猫について、私は猫の本も出版するほどよく知つていた。
 非常時、ペットの存在は、非常な重圧になる。といって、どこかに捨てたり、処分(役所で殺すこと)をしたりしたら、物理的な生活再建は成功したとしても、一生後悔の念に苦しむことになるのだ。私は猫を一時預かりしたり、新しい飼い主を探して、被災者が生活再建に全力を尽くせるよう支援する活動を開始した。
 真冬の六甲山から吹き下ろす風はひどく寒く、節約のためにエンジンを切ったクルマの中では、夜も満足には眠れず、顔を洗う水もない。
 ペットがいるために、夏用のテントを張って、公園に避難している家族がいた。中学生の少女のほっペがリンゴのように赤くなっていた。愛するペットと別れなければならない被災者をみるたびに、私は毎日、何度泣いただろうか。
 東京に戻ってきても、すっかり涙もろくなってしまっていた。
 阪神では、仕事をやりとげたという満足感が全然ない。
 被災者と苦しみを分かち合うのがボランティア活動の本領とは言うけれど、引き取ってきた病気猫のウイルスのために、わが家の愛猫が、死んでしまった。また、被災地から運ばれてきた猫ダ二は一時、わが家を恐怖に突き落とした。
 大震災は、明日はわが身。メガネは、救難活動や再建の苦労の足伽になる。メガネは、ないほうがいい。

                                                            島田 眸



近視治療の現場から
参宮橋アイクリニック医師  鈴木 聡子

  私がPRKを受けてから2年以上が経過したが、現在右眼が0.9(PRK手術を2回施行しマイナス13Dがマイナス1D)、左眼が0.1(PRK手術を1回施行しマイナス13Dがマナス2D)という状態です。私はいつも医師という立場、また強度近視のためのPRK手術を受けた患者としての立場、そしてまたその両方の立場でこの手術を見つめています。ですから外来診療においてもその経験を活かしているつもりですが、今回はPRK手術の術前、術後のポイントについて説明させていただきます。

 私が術後一番に思ったことは 「眼のいい人はこんなに楽をしていたんだな!」ということでした。PRK手術が施行されるまでは、RK手術という手段しかなく、強度近視の人にとって裸眼で遠方がよく見えるようになるのはなかなか困難でしたが、PRK手術の出現によりそれが可能となったのです。
  PRK手術の特徴としては
1. 1回の手術で8D〜10Dの矯正効果が得られる(角膜の厚さにより影   響はあります)
2. マイナス10D以上の近視でも2回以上手術で段階的に治療を行なえ   る 。
3. RK施術後の残留近視に対しても行なうことができる
4. PRK施術後の残留近視・乱視に対してRK手術を行なうことができる
 の四点が挙げられます。

 以前にRK手術を受けられた強度近親の愚者さんでもPRK手術を受けることが可能ですので、相談してみてください。
 RK、PRK手術にかかわらず一番大切なことは、手術を受けることではなく、手術を受けた後の自分自身の管理にあると思います。PRK手術の場合は術後3カ月間は決められた点眼薬をきちんと使用すること(指示のあった方は6カ月またはそれ以上)、手術後2カ月間程度は無理をせず、バランスのよい食生活を送ること、また近方の作業が長時間続いたり、寝不足などがあれば眼にも疲労が出てしまいますので、遠方を見る時間を作ったり、蒸しタオルを眼の上にあてリラックスするなどを行なってみてください。

 また術後角膜に必要なビタミン、ミネラルを補うために、ハチミツタマゴを点眼していただくことがあります。医師から指導を受けた方は、多少面倒ではありますが、しっかり行なってください。私自身も左眼施術後、上皮欠損が3週間以上続いたためハチミツタマゴを使用しました。最初はなかなかうまく作れず、試行錯誤しましたが、焦げてしまう場合は、温める時間を調節してみるのが一番よいと思います。多少眼にしみても心配ありませんので、1年は使用してください。

 コンタクトレンズやメガネがとれ、快適な生活に馴染みますと、手術をしたことを忘れがちですが、術後1年間はきちんと自己管理し、検診にもいらしてください。不安なこと、わからないことがありましたら、検診時に相談してください。多少なりともお力になれると思います。



学会での報告から

 本年1月27日から1月29日まで国立京都国際会館において、京都大学医学部眼科学教室主催の、第18回日本眼科手術学会総会が開催されました。席上参宮橋アイクリニック五反田院長奥山公道医師と鈴木聡子医師が「放射状角膜切開後の工キシマ手術」と題し、講演を行ないました。
 
 その講演抄録集から内容をご紹介します。

目的:放射状角膜切開術(RK)後の残留近視に対して、面照射方式エキシマレーザー(ラムタフイジック300L)による角膜表層切開術(PRK)を施行            し、 術後6〜12ヵ月における矯正効果および、術後合伴症を観察したので報告する。

方法:対象は、RK1〜3年を経過した中等度6D以上の残留近視の男性34人55眼、12眼、年齢19〜57歳の患者。
方法はRK瘢痕を周辺に一部含み、光軸を中心とした半径3〜3.5ミリメートルに面射方式によるPRKを施術。術前・術後1週、1、3、6、12ヵ月に視力、屈折検査、角膜形状測定を行った。また、PRK前・後3ヵ月に角膜内皮細胞検査を行った。

結果:角膜中央光学ゾーンにおける屈折力の減少は著しく、術前36.46〜45.25Dが33.75〜43.25Dとなり、平均5.22Dの減少となった。同様に屈折値も         術前マイナス5.75〜マイナス12Dがプラス1.37〜マイナス4.75となり、平均改善ジオプターは5.76Dであった。

結論:PRK後の角膜上皮混濁がHAZEINDEXで5分の2以上を経験した症例は当クリニック600例中15例、2.5パーセントに認められ、今回RK後PRK67例中皆無であったことにより、むしろRK後のPRKの方が有利と考えられる。同様に角膜厚の薄い患者で中等度以上の近視のレーザー切除においても、RKを組み合わせることにより屈折矯正の可能性が安全性と効果の点より大きくなるといえよう。角膜の脆弱化は、潜在性円錐角膜状態でない限りは逆にRKの瘢痕で強化されよう。RK+PRK後の角膜内皮細胞の状態は、術前と比し、特記すべき変化はなく安全と考えられた。

(日本眼科手術学会誌「眼科手術」 1995、∨018臨時増刊号、編集・発行 日本眼科手術学会、発行 メディカル葉出版)


60歳のチャレンジ
 
 まず写真の説明をします。これは術後1カ月の快気祝いパーティで、主人が黒板に、どのような手術を私が受けたかという解説をしているところなのです。 この日は社交ダンスのお友達や、アートフラワーのお弟子さんたちなど40人くらいが集まってくださいました。私が手術をするというので、大変心配してくださった方たちばかリです。

 手術をする前の視力は左右とも0.01でメガネのレンズはマイナス13ジオプターでした。40年来コンタクトレンズをしていましたが、最近ドライアイでコンタクトレンズがしづらくなってきていました。しかしかといって何もしなければ全く物が見えない状態ですし、メガネはレンズが厚く、ダンスの競技会等ではかけられず、本当に困っていました。私が近視矯正手術を知ったのは、そんな時でした。

 しかし喜びも束の間、参宮橋アイクリニックに電話で問い合わせたところ、年齢制限があると断られてしまいました。けれども諦め切れず、再度電話をしたところ、それではとりあえず検査だけでも、ということで、検査予約を受け付けてもらうことができました。検査にはどうしてもパスしたかったで、体調を整えて臨みました。

 奥山先生の説明で、手術は可能であり、近視が強いので、PRK手術がよいでしょうということになリlました。このときの説明で、今から考えれば良心的と思えるのですが、藁にもすがる思いの当時の私には、リスクのことなど、マイナス面が強調さ20〜30代の人が多く、若い人の付き添いと思われたようでした。手術は4月4日と4月18日に行われました。約6カ月が経過して、右が0.2、左が0.1です。遠くはそんなに見えるという訳ではありませんが、今までのことを思えば、かなり見易くなリました。心配していた老眼ですが、近視が残っているために、手許はよく見えて、細かい針仕事や、アートラワーなどが、不自由なくできるようになリました。
 私としては、PRKを受けて本当に良かったと思っています。ですから年齢制限についても、ある程度必要だとは思うのですが、かなり個人差のあることなので、もっと高齢者に門戸を広げて頂いてもよいのではないかと思うのです。

児玉 絹江

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