第18回日本眼科手術学会総会 京都 放射状角膜切開後のエキシマ手術:お知らせ

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1995年1月27日

第18回日本眼科手術学会総会 京都 放射状角膜切開後のエキシマ手術

カテゴリー: 学会 — admin

放射状角膜切開後のエキシマ手術1月27日 発表
放射状角膜切開後のエキシマ手術

奥山公道(参宮橋アイクリニック五反田)
河尻幸利
鈴木聡子

目的:放射状角膜切開術(RK)後の残留近視に対して、面照射方式エキシマレーザー(ラムダフィジック300L)による角膜表層切除術(PRK)を施行し、術後6~12ケ月における矯正効果及び、術後合併症を観察したので報告する.

方法:対象は、RK後1~3年を経過した中等度6D以上の残留近視の男性34人55眼.女性7人12眼、年齢19~57才の患者.方法はRK瘢痕.を周辺に一部含み、項軸を中心とした半径3~3.5mmに面射方式によるPRKを施術.術前・術後過、1、3、6、12ケ月に視力、屈折検査、角膜形状測定を行った.又、PRK前・後3ケ月に角膜内皮細胞検査を行った.

結果:角膜中央光学ゾーンにおける屈折力の減少は著しく、術前36.46~45.25Dが33.75~43.25Dとなり、平均5.22Dの減少となった.同様に屈折値も術前-5.75~-12Dが+1.37~-4.75Dとなり、平均改善ジオブターは5.76Dであった.

結論:PRK後の角膜上皮下混濁がHAZE INDEXで2/5以上を経験した症例は当クリニック600例中15例2.5%に認められ、今回RK後のPRK67例中皆無であったことより、むしろRK 後のPRKの方が有利と考えられる.同様に角膜厚の薄い患者で中等度以上の近視のレーザー切除においても、RKを組み合わせることにより屈折矯正の可能性が安全性と効果の点より大きくなるといえよう.角膜の危弱化は、潜在性円錐角膜状態でない限りは逆にRKの瘢痕で強化されよう.RK+PRK後の角膜内皮細胞の状態は、術前と比し特記すべく変化はなく安全と考えられた.

1月28日 発表
エキシマ手術後の乱視切開術

鈴木聡子(参宮橋アイクリニック五反田)
河尻幸利
奥山公道

目的:ラムタフィジック社の面照射型エキシマレーザー300Lをフィヨドロフ式デリバリーシステムで使用し、PRK手術にて近視矯正を行った症例に対し、残留近視と近視性乱視の矯正のための放射状角膜切開(RK)と乱視角膜切開(AK)を行った症例について報告する.

方法:対象となる症例は22才女性.エキシマレーザーによる角膜表層切除術(PRK)施行前、両眼ともに近視-6D、乱視-1.5Dであった.平成3年8 月にPRKを施行し、2週間、1ケ月、3ケ月、6ケ月と視力矯正、屈折検査等を行い、経過を観察した.10ケ月後の結果は両眼ともに近視-2D、近視性乱視-1.75Dであった.その矯正のためRK+AKを行った.その際に角膜内皮細胞検査と角膜厚測定による安全の確認を行った.

結果:術后の経過は順調で、約2ケ月後の屈折は±1D以内で正視(VD 1.5、VS 0.9).矯正視力(VS l.2)であった.

結論:PRK後のAKはより効果的な乱視矯正作用が認められると考えられた.なぜならひ薄化した直径7mmの傍abration zoneにAKを加えることでその切開のメカニズムが十分に働くと考えられるからである.角膜厚が薄く十分にabrationできない、若しくは強度近視及び乱視を伴う症例で残留近視や乱視が認められる場合にPRK+(RK+AK)は有要と考えられる.内皮細胞は現在は問題ないが、詭弱化等の問題は今後も長期的に経過観察を要する.

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