平成5年(1993年)10月6日(水曜日) 産経新聞より抜粋
近視・乱視治療に“光明”
レーザーで角膜手術
全国四千万人といわれる近視や乱視に悩む人のなかで、手術による治療を希望する人が増えている。全国の眼科医が組織する日本眼科医会(上岡輝方会長)では、レーザーを使ったPRKと呼ばれる新技術について検討することを決め、今秋からは国内の大学病院で、この手術の臨床試験が本格的に始まった。
中略
昭和58年以来4000例を超すRK手術を行っている東京都品川区の参宮橋アイクリニックの奥山公道医師はロシアでRK手術を学び、自らもRK手術を体験した。RK手術に自信をもっているが、一方で今年3月からはPRK手術も始めている。
ただPRK手術の機槻は1台5千万円以上もかかり、手術の費用も高い。自由診療なので、手術の費用は医師によってまちまちで、同クリニックでは片眼RK手術は約15万円なのに対してPRK手術は40万円にもなるという。