1993年(平成5年)10月8日(金曜日) 毎日新聞より抜粋
近視手術は安全か
エキシマレーザーを使う奥山さん
手術を眼村治療として確立させようという動きの背景にはまず、メスの変わりとして紫外線の光化学的勅果を利用するエキシマレーザーの開発がある。
1983年からこれまでにRK手術約4000例を手がけた東京の参宮橋アイクリニック五反田の医師、奥山公道さんも「中程度以上の近視については、PRK手術の方が効果がはっきりする」という。しかし、RK手術についても「切り込みから細菌が入るなどしたのは8例あったが、いずれも大事には至っていない。手術をしてはいけない人は事前の検査で分かるし、大方は大丈夫だ」と話す。
どちらも角膜に傷をつける点は同じだが、RK手術は旧ソ連や米国を中心に世界で100万例を超えると言われるのに、日本では専門医の多くは慎重で、議論もあまりされなかった。